猿楽庵日記
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天下を取る
9月だというのに暑い。だが暑い日の空は青く、高く、そして澄んでいる。
ここは岐阜市金華山の麓に鎮座する伊奈波神社。
山の上にそびえたつのは、斎藤道三、織田信長の居城として知られる岐阜城だ。
思わず「天下を取る」、とつぶやいていた。

岐阜市 伊奈波神社
GO DIE GO (生きて、死んで、生きる)
吉野に行ってきました。吉野と言えば桜。そして後醍醐天皇を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
後醍醐天皇は、鎌倉幕府を倒し、「建武の新政」を開始するもの、破綻し足利尊氏の離反に遭い、尊氏に追われながら、吉野に朝廷を開きました。
ここに吉野「南朝」と京都の「北朝」の南北朝時代が始まるのですが、実は伝説のバンド「ゴダイゴ」の名は、この後醍醐天皇から付けられたのをご存じだったでしょうか?
倒されても不死鳥のようによみがえり復権した後醍醐天皇のように。だから、英語の表記は、GODAIGOではなく、「GO」「DIE」「GO」 生きて、死んで、生きる。
大切なことを吉野の山におしえてもらいました。

事代主神はお留守番
10月の和風月名は、神無月。この月に全国の八百万の神様が出雲に神様がお集まりになり、神様が不在となるため、神無月というのはご存じの通りですよね。
津々浦々の神様が出雲に向かわれた中、お留守番を仰せつかった神様がいらっしゃいます。 それがこちら、恵比須様として知られる事代主神(ことしろぬしのかみ)。出雲大社に鎮座まします大国主神(おおくにぬしのかみ)のお子神です。
留守番だというのにこの笑顔。わたしも見習いたい。
写真は、豊川市にある砥鹿神社の二宮におわす(ことしろぬしのかみ)。地元では三河恵比須として親しまれています。

一番乗りは難しい
10月の午前5時の空はまだ夜だ。神社参り通によると、午前5時の開門を待って詣でるのが本当の参拝だという。
そこで目指した一番乗り。しかし熱田神宮は24時間開門しているのでありました。
昨夜から降り続いた雨も明け方には止み、境内は洗い清められたような清々しさ。
次は30分早起きして来てみようか。本格的な冬が来る前に。

命の限り咲きほこれ
太陽の下で色鮮やかに咲き誇る百日紅。百の日、紅が続くと書いて、サルスベリ。別名はヒャクジツコウと言う。
今年の夏は暑いから、きょうあたりは、百十日紅、いや百二十紅あたりだろうか。
精一杯に咲く花は美しい。

熱田神宮